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ヒプの資料系まとめ

夢野幻太郎の一人称に関するあれそれ

暇人による夢野幻太郎(CV.斎藤壮馬)が使う一人称のまとめと、後半に簡単な考察

カウント基準は、

  • 対象は公式発売されているCD音源のみ
  • 雑誌等に載っているもの、サインに添えられたメッセージ等は含まない

とする。

載せ方決めあぐねてるからとっ散らかってるけど許して

 

使い分けている数は2018/07/18発売の『Fling Posse VS 麻天狼』までを含む現時点で、

「小生・僕・私・麻呂・余・某(それがし)・我・俺・やつがれ・妾・わっち・ワタシ」の12種類

以下に集計結果と引用。

 

◇小生(6回+14回*1

「はて、小生に一体何用で?」

「小生が口から出す言葉の殆どが嘘でございますよ?」

「いったいこんな時間に何の用ですかねぇ、小生はそこまで暇じゃないんだが?」

「申し遅れました、小生は有栖川帝統というしがないギャンブラーです」

「ええ、小生もまっぴら御免ですよ」

「小生が行って買い戻して来ます」

『シナリオライアー』歌詞中の一人称すべて(14回)

◇僕(5回)

「僕が夢野幻太郎で間違い無いよ」

「元The Dirty Dawgのeasy Rが、この僕に何の用なんだい?」

「ひとまず何で僕なんだい?」

「あぁ、それなら僕でも勝てる要素がありますね」

「いいでしょう、僕はあなたと揉めるつもりは一切ありませんから」

 ◇私(5回)

 「乱数、今日私たちが来た理由を言ってみなさい」

「乱数は私以上に本質が掴みづらい人物だと認識しています」

「人にはそれぞれ物語があるってことですし、私の目的が達成できればそれで構いません」

「帝統、私のことで怒ってくれるのは有り難いですが、今度はあなたが冷静になる番です」

「元を辿れば私の責任ですね」

 ◇麻呂(4回)

「もしや、乱数は麻呂よりもギャンブルに明るくないんじゃ……」

「とりあえず、麻呂と乱数が支払ったものを戻してくれれば良いです」

「麻呂のことを許せないほど怒っているなら、顔を見て食事どころではありませんねぇ」

「麻呂としたことが失念していましたッ」

◇余(3回)

「余はそのようなけったいな名ではない」

「夢野幻太郎先生は余の友人で、代わりに著者近影に出てくれと頼まれて仕方無くね」

「余はあまりギャンブルに明るくないから、運が勝負を決するものがよきかと」

◇ 某(それがし)(2回)

「某は先程名乗ったとおり、変人ギャンブラー有栖川帝統です」

「乱数、もっと某の周りをうろちょろしてください」

◇我(2回)

「あなたの事務所に我が文句を言うのも筋が違うのであろうな」

「適材適所、我は我の役割をこなしましょうかね」

 ◇俺(1回)

「その前に、俺のラップをちゃんと聞いてから、入れるか判断してくれないか」

◇やつがれ(1回)

「ハッ、確かにやつがれが帝統という嘘をつきましたが、変人という部分については本心でしたがねぇ」

◇妾(1回)

「妾と帝統は、前世で結ばれなかった姫と武士!」

◇わっち(1回)

「今夜みんなでギャンブルをやろうと、花札を持ってきていたんでありんすが、わっちはどっちでもい…」

◇ワタシ*2(1回)

「その通り ワタシがエスパータイプだ」

◇その他

「嫌だな帝統、我は、麻呂は、某は、僕は、全然……いつも通りですよ」

 

以上、多い順に引用していったけど登場順に羅列していったほうが分かりやすそうな気がしないでもない。そこらへんは別記事作るかもしれません

 

「小生・余・僕・俺・麻呂」は『Fling Posse-F.P.S.M-』が初出、「某・やつがれ」は『Buster Bros!!! VS MAD TRIGGER CREW』が初出、「我・妾・わっち・私・ワタシ」は『Fling Posse VS 麻天狼』での新キャラ。「私」あたりはありそうでなかった感じ。

 

ちょっとした考察として、一人称からヤツが嘘をついているかそうでないかを見抜くのはほぼ不可能に近いです。理由として、逆に幻太郎の発言が真実だと証明する手段がないこと。

しかし逆に、まだ登場回数の少ない一人称については、「これを使うときには嘘を言っている可能性が高い」のように、曖昧ではあるものの一応の判断基準をつけることは可能(というかそれくらいしか出来ることが無い)。

 

たとえば、

  • 「それがし」、「妾」、「わっち」あたりは、いずれも発言のあとに幻太郎自身が伝家の宝刀「嘘だけどね」を発動しているので、確実に嘘の発言をするときの一人称だと(今の時点では)判断できる。
  • 「余」はドラマパート初登場時の発言と、ギャンブルに明るくない旨の発言で計3回使われているが、登場時の二つの発言が明らかな嘘であるので、もしかしたらギャンブルに明るくないというのも嘘なのではないか?という考え方が出来る。
  • 「僕」「私」は声のトーンを変えず、なおかつシナリオ上真面目な話をするときに使用しているので、本心とは言わないまでも実際にそう思っていることだと信じたい。
  • そうなると「夢野幻太郎」は本名ってこと?という話になりそうだけど、これは乱数の「夢野幻太郎先生ですよね?」に対して最初は「違う」と否定した後で、改めて自分が作家としての「夢野幻太郎」であることを肯定しただけだと思っているので、この発言は真実だと判断します。というか「夢野幻太郎」はペンネームだよね
  • 「俺」を使ったのは1回のみ。実際に乱数に自身のラップを判断をしてもらった上でチームに加入しているのでおそらく本心……というより、作家・夢野幻太郎よりも奥の、最も本質に近いものだと判断。この発言そのものがどうというよりは、今後幻太郎が「俺」を使う時が来ることに期待。
  • 「小生」はちょっとよくわかんないです 真面目な話、『シナリオライアー』をあやふやなものにするために真と偽を意図的に混ぜてると思う。

とか。訳分かんねえ。

真剣に取り組もうとするとファントムの迷宮壁に囚われるのでやめたほうがいい。

 

*1:『シナリオライアー』歌詞中の数

*2:迷ったものの読みの上での判定ではなく幻太郎が「演じている」ように見受けられたので「私」とは別枠にしてます